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2019年07月18日 [FAQ]

物忘れ外来とはなんですか?

最近、私の父親が物忘れが激しくなっていて、それでも普通に生活をすることはできているため、病気なのかそうでないのかよく分からずに不安になっています。
そこで、いろいろと調べてみたところ、物忘れ外来というものがあることを知ったのですが、具体的にどういった病気を診てくれるところなのかよく分からないため、物忘れ外来について教えてください。

回答

認知症ほどではない症状でも診断するのが物忘れ外来です


物忘れが激しいからといって必ずしも認知症というわけではないのですが、正常な状態よりも記憶力が低下しているのであれば、それは軽度認知障害であるとされるようになりました。
軽度認知障害の人がすべて認知症になるわけではありませんが、そのまま放置して症状が悪化するようなことになると、認知症になる可能性があるため、早めに専門家による診断を受けることが必要となるのです。
早い段階から治療を受けることができれば、認知症の進行を遅らせることが可能であり、そうすれば将来認知症によって本人や周りが迷惑をするようなことがなくなって、幸せな余生を送れるようになります。
物忘れの程度が周りの同年代の人と比較してやや強いと感じる程度であっても、念のため専門医を受診しておくことによって、早期発見につながり、早めの対処ができるようになるのです。
物忘れ外来を受診するかどうかのサインとしては、ほかの同年代の人と比べて物忘れの程度が強いことや、物忘れが多いことを本人が自覚していること、日常生活にはあまり大きな支障が出ていないといったことが挙げられます。
この段階でも適切な予防や治療をすることによって、認知症の発症を遅らせることができると分かっていて、ひょっとしたら認知症になるのを避けられる可能性もあるため、とても大切なことです。
基本的には50歳以上の人が対象となるのが物忘れ外来であり、血液検査を受けることが可能で、それによって病気のリスクについて判定することができるため、気になる人は気軽に受診してみるとよいでしょう。
物忘れについては本人が自覚していないケースもあり、その場合は周りの家族が気がついてあげることも重要となるため、積極的に他人とコミュニケーションをとって、自分の変化に気がついてもらうことも大切なことです。
認知症になってしまうと最終的には子供や孫に迷惑をかけてしまうことになるため、それを避けるために行動することはとても重要なことです。

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